ポリエステル糸のデニールとフィラメント数を解説
「デニール」と「フィラメント数」は、150D/144Fのようなポリエステル糸の仕様に並ぶ2つの数値です。それぞれが何を意味し、どう使えばよいのかを解説します。
デニールとは?
デニール(D)は重さに基づく単位で、糸9,000メートルのグラム重量を表します。つまり150Dは9,000メートルあたり150グラムです。デニールが大きいほど、糸は太く重くなります。
デニールは直接式の単位です——数値が大きいほど糸が太い、という関係です。これは紡績糸に用いられる間接式の番手(NeやNmなど)とは逆で、間接式では数値が大きいほど糸が細くなります。ポリエステル・フィラメント糸はデニールで仕様指定します。
フィラメント数とは?
フィラメント数(F)は、その糸を構成するために複合された個々のフィラメントの本数です。同じデニールであれば、本数が多いほど1本1本のフィラメントが細くなり、より柔らかくドレープ性のある風合いになります。逆に本数が少なく太いフィラメントは、よりハリのある手触りになります。したがって150D/144Fと150D/48Fは1メートルあたりの重さは同じでも、風合いが異なります。
70D–150Dの中から選ぶ
当社のグレーメランジ糸は70D–150Dの範囲でご用意しています。
- 軽いデニール(70D–100D)は、繊細で軽量なニットやベースレイヤーに適しています。
- 重いデニール(120D–150D)は、フリースやスウェット地、よりしっかりとした構造のニットに適しています。
当社の糸は複合フィラメント(DTY/FDYまたはDTY/DTY——DTY・FDY・POYの違いをご覧ください)であるため、構成とフィラメント数が一体となって最終的な風合いを形づくります。お客様の生地をお知らせいただければ、最適なデニールをご提案します。
グレーメランジ糸の作り方もあわせてご覧ください。あるいは目標のデニールを添えて色見本をご請求ください。